動力とは

 個人経営の小さな飲食店を開業するにはをテーマに書いています。

 大きな飲食店で働いたことのある方はこの動力って聞いたことがあると思います。

 動力と聞いて上の写真のようなエンジンみたいなものを想像する人もいるかもしれません。私がそうでした。。。

 動力とは?をちゃんと説明しようとすると、ややこしくて私には良くわかりません。なので、飲食店開業に必要と思われる部分だけを切り取って書きます。



動力と普通の電気

 電気には2種類あります。まず、おうちでも使っている照明やコンセントなどの「普通」の電気があります。この普通の電気は100Vの電圧です。

 で、この「普通」の電気以外に「動力」と呼ばれる普通じゃない電気があるんです。この動力は200Vの電圧です。

 なにはともあれ、この業務用冷蔵庫を見てみてください。

 消費電力のところに三相200ボルトって書いてありますよね。こういう業務用の冷蔵庫や業務用のエアコンなどは動力という普通じゃない電気がないと使えません。

 飲食店で使いそうなものでいえば、冷蔵庫、エアコンの他には真空マシンコンベクションオーブングリラーなどがあります。

 もちろん普通の100ボルトで使える業務用冷蔵庫もあります。(というかそっちのほうが多いと思います。)

 業務用冷蔵庫やエアコンには普通の電源で使えるもの(100ボルト)もたくさんあるのに、なぜ動力を引くのか?

 それは動力は基本料金は高めですが、電力料金自体は安いのです。なので、たくさん電気を使えば電気代は割安になります。

 業務用冷蔵庫や業務用エアコンは電気を食いますし、しかもつけっぱなしですもんね、お店では。

 小さな飲食店で、しかも動力を必要とする調理機器などがなければ動力を引かなくていいと思います。

 私のお店では動力を使っています。エアコンが2基、動力のものです。といいますか居抜きなので、選択の余地は全くありませんでした・・・。

 ちなみに、動力を引き込むときには例えば「業務用冷蔵庫を使うから動力が必要です」というような申請をしないと引き込めません。