飲食店の確定申告について書いています。

 飲食店を開業したら、確定申告ってのを自分でやらなきゃいけないということを前回書きました。

 今回は、細かいことは抜きにして、ざざーっと大雑把にと言いますか、どんなことをやるのが確定申告なのかってことを書いてみたいと思います。

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 まず、飲食店の毎日の売上(うりあげ)、お客さんから頂いたお金の合計を出します。

 その年の1月1日から12月31日までの売上の合計です。お店を始めた年は始めた日からその年の12月31日までの売上の合計です。

 もちろん、この売上というのは、まるまる自分の儲けではないですよね。料理を作るための材料を仕入れたり、お酒を仕入れたり、お皿やグラス、伝票やボールペンだって買わなくちゃいけません。

 このお客さんにお金を頂くためにかかったお金、売上を出すために必要だったお金のことを経費(けいひ)と言います。そして、売上からこの経費を引いたものが儲けで、このことを所得(しょとく)と言います。

 

     売上    -     経費    =  所得

(お客さんに頂いたお金の合計)(かかったお金)    (儲け)

となります。この所得にかかるのが「所得税(しょとくぜい)」です。所得にかかるのですが、この所得にいきなり税金がかかるわけではありません。

 所得から控除(こうじょ)を引いたものに税金がかります。控除は「こうじょ」と読みます。こういった日常生活ではまず使わないような言葉が結構たくさん出てきます。こればっかりは、覚えていくしかないんですね~^_^

 で、控除には、みんな一律に引かれる基礎控除(きそこうじょ)や、嫁さんがいれば配偶者控除(はいぐうしゃこうじょ)、医療費が沢山かかったら医療費控除(いりょうひこうじょ)、健康保険料とか年金を払った分は社会保険料控除(しゃかいほけんりょうこうじょ)などがあります。

 ようするに、当てはまる控除の分は税金かかりませんよ~所得から差し引いていいですよ~ということです。

 

   所得   -   控除   =   課税所得

(その年の儲け)  (当てはまる)   (税金のかかる所得)

 課税所得は「かぜいしょとく」と読みます。税金が課せられる所得です。この課税所得に税率(ぜいりつ)をかけたものが納める所得税の金額となるのです。

 さてさて、税率ですが、これは課税所得の額によって変わってきます。所得税は儲かってるひとはたくさん税金払ってもらいまっせ、という仕組みになっています。

課税所得の金額(千円未満切り捨て)税率の%控除額
195万円以下5%0円
195万円超~330万円以下10%97,500円
330万円超~695万円以下20%427,500円
695万円超~900万円以下23%636,000円
900万円超~1800万円以下33%1,536,000円
1800万円超40%2,796,000円


 となっています。表の右の控除額というのは、税率をかけたものから引く金額です。なんでこんな面倒くさいことになっているのかと言いますと、

 課税所得(税金がかかる所得)が195万円の場合、その5%にあたる97500円が納める所得税です。これが1万円増えた196万円になると、税率が10%なので196000円になってしまいます。1万円しか変わらないのに払う税金が10万円近くも増えてしまうことになります。

 で、控除額を引くんですね。196000円から97500円を引いた98500円が払う税金です。

 

   課税所得  ×  税率 − 控除額  =  所得税

(税金のかかる所得)  (%) (表の右の額) (納める金額)

 とまあ、こんな感じに自分が納める税金の金額を自分で計算して、確定申告書などの書類を税務署に提出するのです。

 ここで書いたのはあくまでも全体像です。払うべき税金をちゃんと計算して、ちゃんと払う。のが確定申告です。で、税務署のおいちゃんに「おっ!ちゃんと払ってるね!」と納得してもらうのに、「確定申告書などの書類」が必要なのです。

 この「確定申告書などの書類」がちょっとややこしいといいますか、初めての確定申告は特に細かいところでつまづいて、これはどう書けばいいの?これはこっちでいいんだっけ?あれ?計算があわなーい!!などとなってしまいます。

 でも、安心してください。みんななってます^_^私も最初の年は、もしかして確定申告できないんじゃなかろーか、と本気で思いました。。。

 これから「確定申告書などの書類」の書き方、作り方に向かって書いていきますね。最初は結構大変です。分からないことだらけです。でもちょっとずつちょっとずつ進んでいけるように、一緒に頑張りましょう〜