飲食店の名前の付け方
 個人経営の小さな飲食店を開業するにはというテーマで書いています。

 今回は開業する飲食店の「名前を付け方」ついて。お店の名前を考えるのって楽しいですよね。私も自分のお店の名前を考えているときは、こんな名前にしようとか、あんな名前にしようとかすごく楽しかったです。

 ですが、いざ「名前を決定する」という段になってすごく悩みました・・・。お店の名前って、一度付けてしまうところころ変えられません。

 自転車やタイヤなんかを作っている「ブリッジストーン」という有名な会社があります。これは石橋さんという方の会社で、石(stoneストーン)、橋(bridgeブリッジ)をひっくり返したものです。ストーンブリッジじゃ、ストーンと落ちる感じがしちゃうのでひっくり返したそうです。

 サントリー。ウイスキーやビールを作っている会社ですね。サントリーのトリーは「鳥居」さんのトリーなんです。日本の苗字からとはなかなか思わないネーミングですね~。サンは何かといいますと、当時サントリーの主力商品だった「赤玉ポートワイン」というのがありまして(今でもあると思いますが)、その赤玉と言うのは太陽、つまりサン(SUN)から来ています。

 こういう名前の由来というのは面白いです。



ショルダーネームを考える

 ショルダーネームというのは、お店の名前の前につける業態を表す(ことが多い)名前のことです。

 居酒屋・割烹・ダイニングキッチン・ダイニング&カフェ・イタリアンレストラン・創作和食レストラン・ドイツワインバー・炭火焼肉などがショルダーネームに当たります。

 ショルダーネームは何屋さんなのかがお客さんに伝わりやすい、分かりやすいものにするのが基本です。ダイニング&カフェと付いていたら、お茶だけでも入れるお店とお客さんは認識します。

 レストランとかイタリアンと付いていたら、食事をするところなんだなとお客さんは認識しますよね。

 バー〇〇とレストランバー〇〇では、食事ができそうな感じがぜんぜん違います。食事を出しているバーであれば、レストランバーをショルダーネームとして付けたほうがより多くの客さんを取り込むことができます。

 業態以外にもお店の特徴を表すショルダーネームもあります。ショルダーネームは勝手に作って付けてもお客さんに伝わればOKです。例えばこんな感じです。

和食系個室居酒屋 産地直送居酒屋 琉球ダイニング にく居酒屋 創作割烹 比内地鶏専門居酒屋 日本酒バル タイ居酒屋
洋食系松阪牛ダイニング ベルギービールカフェ 完全個室ダイニング イタリアンバル 石焼オムライスダイニング オールデイダイニング 魚介ビストロ GRILL&BAR DINING



お店の名前を考える

スーパースターになる3つの条件」というのがあります。

 スーパースターになる条件のその1は「実力」。まあこれは当然です。ゴルファーであれ、歌手であれ、これがなければお話になりません。
 そしてその2は「容姿」。うーん、これもいた仕方ないところかもしれません。何せ「スーパースター」ですから・・・。
 最後に「覚えやすい名前」。これってあんまり意識しない事かもしれませんが結構大事です。

 飲食店の名前を考えるときにも「覚えやすい名前」というのは大事な要素になります。お店の名前が長くて覚え辛い名前だとしたら、美味しかったんだけど人に教えるときに「んー、何とかって名前だったんだけど・・・」となってしまうかもしれません。

 名前さえ分かればスマホでサッとで調べられるのですから、覚えやすい名前はとても大事です。

 自分が付けようとしているお店の名前を一度インターネットで検索してみてください。同じ地域に同じ名前のお店がある場合は、ちょっと考え直したほうがいいかもしれませんね。



お店のロゴを考える

 名前ではありませんが、お店のロゴ(文字)やロゴマーク(イラスト的な)があると、お客さんの記憶に残りやすくなります。オリジナルのロゴやロゴマークをショップカードや看板、メニュー、ホームページなどに入れることで、お客さんも親しみやすくなりますし、お店の印象もプロっぽくなります。

 ロゴマークを自分たちで考えて作るのも楽しいものですが、自分では作れない!という人もイメージを伝えることでロゴマークを作ることができます。

 個人経営の飲食店を開業するにはをテーマに書いています。今回はお店のロゴといいますか、マークのお話です。 飲食店のロゴマークを考える  飲食店を開業する前にお店