『個人経営の飲食店を開業するには?飲食店を始めるには?』をテーマに書いているブログです。
今回は、飲食店で独立開業することのリスクを考えてみます。
始める前から、そんな後ろ向きな考え方はしねぇ!という声が聞こえてきそうですが・・・。
もちろん、独立して自分のお店を出すまでの過程がスムーズに行けば、それに越したことはありませんし、お店が開店してからも順調に売り上げが伸びていけば、その方が良いに決まっています。
ですが、全てが思い通りうまく行くという事は、現実にはなかなかありえません。いろんな場面で、問題が起こったり、自分が考えていたようにならなかったりしてしまうものです。
そのリスクを先に考えておければ、それを回避する方法や対処法を考えることができます。
前に誰かさんがよく言ってましたね。
”想定内です”
って^^
でも、これが、大事です。予想だにしていないことが起こってしまうと対処が遅れたり、あたふたして間違った判断をしてしまうかもしれません。
飲食店を始める上で考えられるリスクとは何でしょう?
まあ、飲食店に限らずかも知れませんが、一番にあげられるのは、やはり「お金」でしょうか。
個人経営の小さな飲食店といっても、やはりそれなりのお金がかかります。開店資金、開業資金といわれるものは最低でも1000万円~1500万円は掛かると言われています。
結構な額ですよね。これだけの金額をかけて始めるのですから、当然その金額分のリスクを背負うことになります。
多くの方がそうだと思いますが、借り入れをして始めるのであればなおさらです。
お金を借りたら、当然返さなければなりません。お金を返すためにはお店の売り上げから利益を出して、その利益で返済していきます。
例えばこの売り上げ、お店を実際に始める前に、一日の売り上げ予想、ひと月の売り上げ予想をしますよね。
実際にお店を始めてみて、予想の半分も売り上げがなかったら・・・どうでしょう?
金融機関への月々の返済金額も、始める前の売り上げ予想から決めていたとすると、最初のうちは運転資金があるので良いですが、だんだん資金繰りが厳しくなって、お店が立ち行かなくなってしまいます。
これから飲食店を始めて頑張っていこう!って思っているところに水を差すようですが、逆に”自分のお店は必ずうまく行く”と思い込んでしまい、リスクを全く考えず、甘い見通しを立ててしまう人が多いようなんです。
飲食店を始める、独立開業するということに向けて、前向きに行動する事はもちろん大事です。しかし、それはリスクを全く考えないということではありません。
リスクを考えるということは、一経営者として、一個人事業主として、「飲食店で独立開業をする」をリアルに考えることだと思います。
嫌な話かもしれませんが、本当に多いみたいなんです・・。
1000万円もかけて始める、大事な大事な自分の城です。
”見通しが甘かった・・・”
で、終わらせたくないですよね^^