個人経営の小さな飲食店を開業するにはをテーマに書いているブログです。
個人経営の飲食店を始める時には、自分の中でたくさんの”やりたいこと”ってありますよね。”やりたいこと”がないのなら、自分のお店なんか大変なだけだからやらないほうがいいと思います。
”やりたいこと”をしっかりと持って、それをどうやって形にしていくかが個人経営の飲食店の楽しみであって、強みでもあると思います。
”やりたいこと”とニーズの折り合いをつけよう
そうなのですが、この”やりたいこと”がお客さんに求められていることなのか?ということを考えるのも経営者としては大事なことです。
お客さんに求められていない”やりたいこと”はお店の存続に関わってくるかもしれませんし、お店を続けられないのであれば、それはいくら”やりたいこと”でも考えなおさなくてはいけません。
私の”やりたかったこと”との折り合い
私がやりたかったのは”ちょいとコジャレた美味しいつまみを食べながらワインが飲めるお店”だったのですが、結局、選んだ物件がすごい田舎で、車でないと来れない場所を選んでしまいました。
そこで、「自分のやりたいこと」とその土地の「お客さんの求めていること」との折り合いをつけなければいけなくなりました。
ランチはパスタを中心に手をかけた前菜を出し、夜は予約制でコース料理のみ、としました。田舎なので、お昼は主婦の方がお昼を食べながらおしゃべりをするような気軽なお店。
その代わり、夜はそんなにお酒も飲めない分コース料理のみで単価も上げる事にしました。
夜も気軽なパスタを食べれるお店にしたほうが、もしかしたらお客さんの数は入ったかもしれません。
ですが、そこはあえて”自分のやりたいこと”を残しました。最初のうち夜はガラガラで大変でしたが、徐々にお客さんが誕生日や記念日に使ってくれるようになり、毎週末来てくれるようなお客さんもでき、少しづつ、夜にちゃんとご飯を食べてワインを飲んで(代行を使ったり、自転車できてくれたり)くれるような形になりました。
”自分のやりたいこと”がその土地、その場所の”お客さんに求められているか”をよく吟味して、うまい具合に折り合いをつけていきたいですね。
いくらお客さんに求められていることだからといっても、やりたくないことだと自分がつまんないですもんね〜^_^