小さな飲食店を開業するにはをテーマに書いています。

 インターネットがこれだけ普及した現在でも、コンビニや本屋さんにはたくさんの雑誌やガイドブックが売られていて、たくさんの食べ物屋さんが紹介されていますよね。パン屋さんにケーキ屋さん、フレンチにイタリアン、すし屋にラーメン屋、蕎麦屋にお好み焼き屋に居酒屋にバー・・・・世の中には、ほんとにたくさんの飲食店があるんだなーと思いますよね。

 飲食店の雑誌やらガイドブックへの掲載の話です。

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飲食店の怪しい有料掲載の話

 雑誌やガイドブックは、掲載する飲食店を探している事が多く、都心など人が集まりやすい立地でちょっと素敵なお店だったりすると、むこうから掲載させてくださいとお願いされる事も良くあります。

 が、しかし、私のお店のような、田舎でひっそりと地元のお客さんを相手に商売をしているような飲食店には、そういったお声がかかることは少ないです。その代わりといってはなんですが、本当によく『有料』の広告掲載の電話などが掛かってきます。

 「○○という本を作っているのですが、そちらのお店が素敵だな~と思いまして、是非取材をさせて頂きたいのですが・・・」

という電話が掛かってきて、

 「芸能人の○○さん(←知らない人)がそちらに取材に伺いますので・・・ナンチャラカンチャラ・・・」

と色々説明されます。こっちも載せてくれると助かるので、フムフムと聞いていると、一番最後に

 「掲載料が10万円ほど掛かりまして・・・」

 はじめて電話がかかってきて話を聞いた時は(それ以降はそれ系の電話はすぐ切ります)、名前も聞いたこともないようなフリーペーパーへの有料掲載でした。しかも10万円。10万円分の広告の費用対効果がその名前も知らないフリーペーパーにあるのかが疑問ですし、掲載料がかかるということを最後の最後に持ってくるのも、芸能人が来るといえば有料の取材を受けると思っているのか?馬鹿だと思っているのか?10万円?ハテナだらけです。

 こういった営業の仕方をする本は、実際あまり売れていなかったり、なんだかよく分からないフリーペーパーだったりで広告としての力が全く無かったりします。

 世の中には、多額の掲載料を集めるだけ集めて、たいして売れない本もあるんです。というか売れなくていいんです。掲載料ですでに黒字なんですから・・・・こんな雑誌やフリーペーパーに有料広告出したら最悪です。

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飲食店のちゃんとした有料掲載の話

 飲食店を紹介するガイドブックを作っている会社から、ちゃんとした「営業の電話」がかかってきたことがあります。

 「○○というガイドブックを製作しています。掲載費3万円からという有料のガイドブックなのですが、掲載をご検討いただけないかと思いまして・・・」

 有料である事をちゃんと先に説明していて好感が持てるとは思ったのですが、広告を出す予定は無かったので、やんわりとお断りしました。お断りしたのですが、

 「当社で作っているガイドブックを送らせて頂いてもよろしいでしょうか?」と。

 掲載は考えてなかったのですが、その本もちょっと見てみたかったので、じゃあ送ってください、ということになりました。

 後日、送られてきたガイドブックは、一つの地域地域の飲食店ばかりを集めていて、ガイドブックとしてちょうどいいサイズで(A5 持ち歩きやすいサイズで写真もよく分かるサイズ)、しかも一冊500円。掲載ページのサイズ、料金などの説明もしっかりされていて、発行部数も書かれていました。

 このガイドブックの「どこにお金がかかるのか?」がよく分かりました。ガイドブックを真面目に作って、しっかり売っていこうというものだということが伝わりました。

 こういう本なら、お金を出して掲載してもらってもいいかな?と思いますよね。お金を出して掲載してもらうなら、どんな雑誌(本)なのか、費用対効果はどうなのか、ということを納得して載せてもらいたいものです。

飲食店の無料掲載の話

飲食店の雑誌掲載

 基本的に一般的な雑誌の取材というのは無料です。ただ、雑誌に掲載する写真撮りに使う料理や飲物は飲食店側で持ちます。私のお店のような田舎でひっそりと営業しているお店には、なかなかそういった無料で雑誌などに掲載してくれる機会は少ないのです。

 無料掲載の機会は少ないですが、「無料でお店を掲載しませんか?」という電話が掛かってきたことがあります。地域ごとに編集している超有名なガイドブックです。やっぱり、これくらい有名な本だと掲載料を飲食店からとらなくても、その他の広告料や本の売り上げでやっていけるんだ、と変なところに感心。

 お店の掲載料が無料ということもあって、電話をかけてきた方もいわゆる”セールス”的な媚もなく「お店を掲載しませんか?掲載料は無料です!」と自信満々な感じです。このガイドブックは3年に1度編集して発行しているということでしたので、掲載してもらうと3年間は書店に並ぶということになります。

 3年分の広告料(飲食店側からすると)が無料というのはすごいです。

飲食店の雑誌掲載の個人的な意見

 ここからは、私の個人的な考えです。

 雑誌に掲載するとかネットでホームページを紹介してもらうという、広告は大事だと思います。それによって新規のお客さんを開拓していかなければいけません。ですが「広告で集客する」ということは不特定多数の人にお店に来てもらうということになります。

 私のように地元のお客さんを相手にひっそりと商売をしているようなお店では、「たくさんのお客さんに来て頂きたい」という思いと同時に「地元のなじみのお客さんを大切にしたい」という思いもあります。

 私のお店は嫁と二人で全て手作りをしていますので、実際そんなにたくさんのお客さんに来て頂いても、お店が回らなくなってしまいます。 いや、本当は来てほしいんですよ。ですが、広告を見てこられたお客さんの中には、残念ながら「二人で切り盛りしている小さな個人店」ということを理解されない方もいまして・・・・・なかなか難しいんです。

 お店を掲載してもらう雑誌の種類によっても、客層が変わって来たりもします。雑誌と一口に言っても、それぞれ雑誌によって読んでいる年齢層や生活スタイルや性別も違います。

 例えばクーポンなどが付いているフリーペーパーに広告を載せると、そのフリーペーパーを見てこられるお客さんは「安くなる!得する!」ということが大事なお客さんが多くなります。

 たくさんの方に食べに来てはほしいのですが、お店のコンセプトといいますか、普段来ていただいているお客さんとマッチするような客層を取り込めるような雑誌に掲載してもらったり、広告を出したりしたいなと思っています。

 贅沢言ってちゃいけないんですけど。