個人経営の小さな飲食店を開業するにはをテーマに書いています。
『印鑑』 『ハンコ』の話です。
唐突ですが、みなさんは印鑑登録をしていますか?
恥ずかしながら、私は自分でお店を始めるまでは、ハンコ、印鑑と言うものの管理はかなりずさんでした・・・。銀行の口座開設に使った印鑑をなくしてしまったり・・・。
飲食店に限らずですが、開業する、独立するという時には、様々な契約が伴うものですよね。
そういった契約をなんとなしに持っているハンコでするという事は危険な事なんです。
はんこ、印鑑の種類
偉そうに言える立場ではないのですが、自分でお店を始めてからはハンコ、印鑑というものに少しは気を使うようになりました。ので、印鑑、ハンコについて書きました。
ハンコには、いくつかの種類があります。聞いたことがあると思いますが、「実印」、「銀行印」、「認印」の3つが一般的に良く使われるハンコの種類です。
実印(じついん)とは
まず、一番大事なのが「実印」です。実印というのは、市区町村役場に登録したハンコのことです。市町村役場へ印鑑登録を行い、印鑑証明を受けたハンコの事ですね。
実印は、不動産取引や自動車の購入、ローンの申請、婚姻届などに使われるハンコです。法的な効力を持ったハンコなんですね。
ですがこの実印、登録さえをすれば100円ショップで買ったハンコでも「実印」になってしまうのです。
いわゆる三文判と呼ばれる安いハンコは工場で大量生産されているものですから、世の中に同じものがたくさん存在しているということなのです。
これは危険ですよね。偽造すらしなくていいんですから、同じのを買ってくれさえすればいいのですから。
なので、「実印」はやはり職人さんが作ったちゃんとしたハンコを印鑑登録しておくべきだと思います。
「実印」というと象牙で作ったウン万円するようなもの、というイメージがありますが、実はそういったものばかりではありません。数百円から数千円で作れるものもあります。
ただ、実印として長く使うということを考えると割れにくい素材で作ったものの方がいいのかもしれません。
銀行印(ぎんこういん)とは
次に銀行印ですが、その名の通り銀行で口座を開設するときに使う印鑑です。銀行印は直接お金にかかわってきます。なので、実印、認印とは分けて作っておく方がいいようです。
認印(みとめいん)とは
そして認印、これは宅急便の受け取りや回覧版などに押すハンコですね。これこそ100円ショップのハンコやシャチハタでも大丈夫です。とりあえず何にでもポンポン押すハンコは実印、銀行印とは別にしたほうがいいですよね。
住所印とは
それともう一つ、飲食店を開業するならお店の住所と名前が入った「住所印」もあると便利です。領収書などに押したり、何かと出番があります。
自分で飲食店を始めるとなるとハンコは結構重要なものになります。
とりあえず実印を作るでも、せっかくだからいいハンコを作るでもいいのですが、「実印」「銀行印」「認印」くらいはしっかり使い分けたいところです。
まだ印鑑をそろえていないのであれば、いろんな契約をする前にぜひ考えてみてください。まあ、私もお店を始めてから知ったので、本当に偉そうなことは言えないんですけど。