『個人経営の飲食店を開業するには?飲食店を始めるには?』をテーマに書いているブログです。
今回は「損益分岐点(そんえきぶんきてん)」について考えてみます。
損益分岐点というとなんだか難しそうですが、要するに、お店に入ってくるお金(売り上げ)と出て行くお金(経費)が同じという点(金額)のことです。
この損益分岐点より多く売り上げれば、利益が生まれ、少なければ損失が生じるということになります。
損益分岐点という言葉自体がお勉強用語っぽくていやですが、この損益分岐点(まあ、言葉は何でもいいのですが・・・)を把握しておくことはいい事だと思います。
損益分岐点以上の売り上げを出せば、お店自体は赤字ではないということになります。利益が生まれるということですね。
損益分岐点というのは、あくまでもお店自体の収支がゼロ。という金額のことです。
まず、自分のお店の損益分岐点がいくらなのか?算出してみます。
損益分岐点=固定費 ÷(1-(変動費÷売上高))
というのが損益分岐点を求める式です。
固定費、変動費というのはどちらも経費です。
固定費とは、売り上げが良くても悪くても一定の同じ金額がかかるものです。たとえば家賃、支払い金利などの経費のことです。
変動費とは、売り上げと比例する経費のことです。飲食店では材料費、水道光熱費、アルバイトの人件費などですね。
ですが、実際にはお店以外にもお金がかかります。自宅が賃貸ならばその家賃、光熱費など、自分が生活していくもろもろのお金も稼がなければいけませんよね。
損益分岐点に生活に必要なお金を足したものが、個人経営の飲食店においては、本当の意味での損益分岐点といえるのかもしれませんね。
計算式できっちり数字を出すことは、お店を始める前には難しい事かもしれませが、損益分岐点を想定することから、必要な最低限の売り上げ高が出ますよね。
まずはそこを売上目標として頑張りたいですね^^