個人経営の小さな飲食店を開業するにはをテーマに書いているブログです。
”売上目標を立てよう”が今回のお題です。
ただ漠然とオープンして、なんとなく毎日営業しているよりは、しっかりとした目標金額を設定したほうがめざすところがあって、張り合いも出るってもんです。
家賃から売上目標をたてる
この売上目標って、どうやって立てるのか?
”3日で家賃分の売上があれば大丈夫”なんてことがよく言われます。それと同じように”家賃が売上の10%以内”なんてことも言われます。
ま、どっちも月30日営業するなら言ってる意味はまったく同じようなものですが、小さな個人経営の飲食店の場合、定休日なしというのはちょっときついです。
となると月25日営業だとすると、2.5日で家賃分の売上がないといけないことになります。ま、これは一般的に言われることであって、家賃は地域や場所、条件によって大幅に変わってきますし、一つの目安くらいにしておくのがいいと思います。
損益分岐点から売上目標を立てる
私は家賃分を稼ぐのに4日も5日もかかっていましたが、それでもやっていけていました。飲食店によって、やっていける金額というのは大きく違うものです。
やっていける金額=最低限の売上目標ですよね。これを下回り続けたらいつかはお店が潰れてしまいます。
やっていける金額から売上目標を計算するのであれば”損益分岐点”から売上目標を導き出すことになります。
損益分岐点についてはこちら⇒損益分岐点について考えてみる
損益分岐点の売上金額が、お店自体がとんとんという金額ですから、そこに自分が必要な金額を足せば、生活していける最低限の売上目標金額になります。
そこをクリアできたら、次はお店をもっとステップアップするために、蓄える分も加えてもっと高い売上金額を目標にできれるといいですね。
そうやって開業してから一年を過ぎたら、今度は前年超えが、売上目標の一つの目安にもなります。
小さな個人経営の飲食店では、なんとなく毎月これぐらいは売上がほしーな~とやっていることも多いかもしれません。
が、きちんと目標金額を設定して、それを営業日数で割って一日の売上目標金額を出して、毎日その売上金額目指すようにすることは、飲食店を経営していく上で大事なことですし、簡単に誰にでもできて、いい緊張感と張り合いがもてる方法だと思います。