飲食店仕入れ2

 前回、飲食店の仕入れにはいろいろな形があります。ということを書きました。それぞれ良い所があるのでうまく使って、いい物を少しでも安く仕入れたいですよね。

 今回は”業者さん”と契約をして仕入れる、話です。

 一般的に、飲食店が必要なものを扱っている、いわゆる業者さんにはどのようなものが考えられるかといいますと、

魚屋

八百屋

肉屋

食材屋(乾物、調味料など)

コーヒー屋

酒屋

といった所でしょうか、まだまだ細かいものを扱う業者もありますし、魚、肉、野菜、食材なんでもござれ、といった業者もあります。



仕入業者から提供してもらえるもの

 私が、契約しているのは、野菜・肉・食材を扱う業者コーヒー屋酒屋の三つです。

 ネットやタウンページを使って、「業務用食材」を扱っているところを調べ、片っ端から連絡しましたが、結局、今お付き合いしている一社しか配送してくれるところがありませんでしたToT

 前回にも書きましたが、できればこういった食材屋さんは、複数契約して、徐々に絞っていくのがいいと思われます。

 それと、”業者さんからどんなものをどれくらい提供してもらえるの?”、よく聞くことなんだけど、実際のところは・・・どうなの?というお話を。

コーヒー屋さんの場合

 私のお店は洋食屋なので、もちろんコ-ヒー豆を使います。コーヒーも大手のメーカー2社と会って条件のいい方と契約をしました。もちろんコーヒーの味も見ますよ^^

 私のお店は客席22席夫婦2人で切り盛りするイタリアンです。

 コーヒー屋さんの営業の方がお店まで来てくれて、契約の話をします。”来てくれて”と書きましたが、本当は実際の店舗を見に来るんですね。

 どういった飲食店なのかどのくらいの規模なのか集客は見込めそうか、といったことを営業の人が判断をして、どのくらいのものを提供するか決めるんです。

 なので、今、席数とかを書きました。

 で、私のお店の場合は、コーヒー豆を挽く電動のミルと大きなコーヒーメーカーをもらいました。買うとなると結構するので、助かっています。

 確か、コーヒー屋さんの営業の人とカタログを見ながら、「コーヒーをランチのセットに入れるなら、このくらいは提供できますが、別料金の場合はちょっと難しいですねー」というようなことを言われました。

 コーヒーをセットの中に入れるのと、別料金ではやっぱり全然出る量(仕入れる量)が変わってきますよね、そりゃ。

とはいっても、これはあくまでも私のケースなので、もっといろいろもらえる場合もあるでしょうし、何ももらえないということも考えられます。

酒屋さんの場合

 酒屋さんとの契約でも、貰えたり、無料で貸してもらえたりするものがあります。

 まず最初に、生ビールのメーカーを決めます。キリン、サッポロ、アサヒ・・・などです。で、そこのビール会社がスポンサーとなって、生ビールのサーバーやら、冷蔵庫(ガラス張りの名前の入ったやつ)やら、看板やら、グラスやらを貰えたり、貸してもらえたりするのです。

 酒屋さんも当然、今後の売り上げが期待できるお店には、多くのものを提供してくれます。

 とは言っても、今は酒屋さんも(飲食店も)厳しい状況にあるので、ちょっとシビアかもしれませんね。

 私は、ビールサーバーを無料で貸してもらえたのと、グラスを5万円分(カタログから好きなのを選べました)を提供してもらえました。これが多いのか少ないのかは、分かりませんが・・・。

 居酒屋さんとかだったら、もっと提供してもらえるのかもしれませんね。

 無料で、コーヒーミルやグラスを提供してもらえるのは非常に助かります。でも、あんまりねだり過ぎて関係を悪くしないようにほどほどに・・・。

 小さな飲食店にとって悩みどころのお魚の仕入れにはこんなサービスを使ってみるというのも選択肢のひとつです。まだ東京と神奈川、千葉、埼玉らへんだけですが。

、九州で捕れた魚
 小さな飲食店の仕入れで、一番難しいのが鮮魚、お魚です。  もちろん、市場に出かけていってものを見て買えれば一番いいんでしょうけど、市場に行く時間が取れなかったり、市